iPhoneの本体に写真をたくさん入れすぎて、容量がなくなってしまったけれど、どうしたらいいのかわからないという人向けの記事です。
たまたま知人が困っているようでしたので、他の人にも役に立つかと思い、書いてみます。
まず最初に、基本はこれです。
○ 本体は、数百枚程度にして、残りはほかに置く。
○ 次に挙げるようなサービスのうち「ふたつ以上」を、使う。ひとつだけだと、保存先に不具合があったときに写真がなくなる可能性もあるので、ふたつくらい使いましょう。
何百枚、何千枚も整理したい人は、最初はちょっと手間がかかりますが、1回整理してしまえば、その後は自動で画像が保存されます。
iPhone本体のほかに、画像を保存できるサービスまたは手段
★5個を満点として、個人的なおすすめ度を書いておきます。
=====
1) iCloudの追加容量を買う おすすめ度 ★★★★
月額 130円からのサービスです。よほどの枚数の画像でなければ、月額130円でも、ここにバックアップできます。
また、本体の容量が少なくなったとき、画質の低いものを本体に、オリジナルのものをiCloudに入れておくという使い方もできるようです。わたしは本体に余裕があるのでそれは使っていませんが、設定メニューにそう書かれています。
ただ、本体の画像を消してiCloudを保存版として使う場合は、ひと手間かける必要があります。
iCloudのバックアップは、本体から消したらこちらも消えるのが普通の使い方です。ですので、本体に残っている直近の画像を保護したい場合には簡単便利ですが、古いものや大事なものを、本体から消してiCloudにだけ残したい場合は——
本体から消す前に、選択した画像をまとめてiCloudの別の場所に保存する、それから消す、という作業が必要になります。
- ためしに、iPhoneの写真アプリで画像を何枚か選択してみてください。
- そのとき左下に書き出しマークが出ますので、そこをクリック。
- すると「ファイルに保存」というものが下のほうに出ますのでそれを押すと、
- iCloud内のどこに入れますかと聞いてきますから、
- 画面右上のフォルダに+がついた画像を押しますと、それで新しいフォルダが作れるようになります。
- そこに適当なアルバム名を付けて保存します。
2) Googleフォトの「高画質」を使う おすすめ度 ★★★
専用アプリがあります。
無料の範囲内で使う「高画質」を利用すると、値段は無料ですが、画質はオリジナルよりやや落ちるものが保存できます。
思い出として雰囲気だけ再現できればよい場合はこちらでじゅうぶんですが、やはりオリジナルの画質がよかったなぁと思う場合は、元のサイズのまま保存して、容量が超過したら月額有料プランにするのも、選択肢のひとつです。Googleの制限容量は、フォト以外のサービスもすべて合わせて、15GBまでです。メールやそれ以外のサービスもすべて含んで、ということですのでご注意ください。
有料版を使う場合は、下に書きますDropboxの有料版のほうが、割安感はあると思います。ぱっと見は高いですが。
3) Dropboxの、無料会員 ★★★
操作は簡単で、専用アプリもあります。ただし無料会員は2GBまでですので、オリジナルの写真(サイズが仮に2MB)でしたら、1024枚の写真が保存できます。もっと小さな画像でしたら、もっと入れられます。
わたしは有料会員ですが、年間12000円で2TB(2048GB)使えますので、写真が何万枚でも入れられます。滅多に落ちない優秀なサービスですので、有料なら、これがイチオシの★4です。
4) SDカードと、SDカードリーダーを買う ★★★
それほど高価な商品でなければ、両方を買っても5千円くらいでおつりがくるのではないかと思います。
画像がよほど古いもので数年に1回くらい見ればいいなどという場合は、こういうものを利用していつでも移動し、本体からは消してしまうのがよいでしょう。
ただ、わたしの経験ですが、カードに入れるとほんとに見なくなります。忘れてしまいやすいんですね。
=====
わたしは、上に書いた4つのうち、iPhoneでは1〜3を使っています。4の外部メディア(SDカード、USBなど)は、パソコンのほうで使っています。
さて、では「すごい枚数の写真を、とりあえずはどこかに移動して、本体を軽くしたい」という件ですが、それは次のページで。