blog - みきまるしぇ

2018年7月29日

通販メニューも作りたい…

 ネットに慣れてきたら、通販メニューを作成して、遠くのお客さんに商品を届けたいという夢も出てきますね。

(この項目の初掲載は2018年7月ですが、最後に2020年11月に追記した文章があります)

 最初に、やや矛盾することを書きますが、このサイトで応援を想定しているのが「小規模またはネット慣れしていないお菓子屋さん」であるため、実はあまり早くから、完全自動化した通販メニューに興味を示さないほうが無難ではと、考えてしまいます。

 消費者目線で考えると「ほしい焼き菓子セットがあったら、ポチッとしたら翌週届くというのが理想的、お店に電話かけて話すのは怖い」というのは、あるかもしれません。ですがメニューに載せている焼き菓子を、仕入れ事情に応じて毎日のように書き換えできるお店はそうそうないはずで、受注段階でのトラブルや負担増(注文した客に内容や数量変更の連絡をするなど)は、あることでしょう。長年お菓子の通販を客として楽しんできた身ですので、ご苦労が目に浮かぶようです。
 よくある「今週は材料の○○が高すぎて買えないからこの商品を休もう」やら、「実店舗で予想外に売れすぎてしまっているからしばらく通販メニューから下げておこう」といった対応をこまめにおこなえる心の余裕ができたらそのときにということで、以下を書いておきます。

  • 大手のサービス(楽天、Yahoo!など)に出店登録する

 手数料がけっこうとられます。ときおり購入レビューで容赦ない(あるいはお客さんの勘違いによる罵倒めいた)ことなどが書かれるかもしれませんが、店の宣伝にはなります。
 数ヶ月のみ楽天に出店して知名度が上がるまでのあいだに自社の公式サイトで通販メニューを整え、楽天店を終了させるお菓子屋さんなどがありますが、ある意味で賢明と思います。

  • レンタルサーバなどの会社がおこなっている付属サービス(別料金)を利用する

 たとえばレンタルサーバのロリポップと同じ親会社で「カラーミーショップ」というサービスがあります。かつてロリポップ会員が希望すれば無料でお試しさせてくれたのですが、最近はさすがに有料版のみになりました。他社もやっているはずですので、検索してみてください。

  • ショッピングカートのサービスと契約

 広告が出てもよければ、ブログサービスで有名なfc2がショッピングカートもレンタルしています。決済の手数料はかかりますが、サービスそのものは、無料です。有料に変更も可。

  • レンタルサーバと独自ドメインで、自分のサイトにショッピングカートを設置

 ショッピングカートを組み込むことができるCMS(コンテンツ管理システム)も最近では多く出まわっていますし、ご自身で設置するならば、ソフトそのものにお金はかからない可能性もあります。ただショップの決済にクレジットカードやPayPalを使う場合は、それについての手数料は、かかります。

  • 個人や小規模事業者向けサービス

 (2020年11月、この項を追記)

 インターネット業界は日進月歩。最近では thebase.in や、stores.jp といった、個人または小規模事業者向けのショッピングカートを提供しているサービスが定着してきました。販売手数料はかかりますが、あまりパソコンの利用に慣れていなくても、操作や販売の手続きが簡単におこなえるようです。利用店舗も増えています。

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情報発信のノウハウ   2018/07/29   mikimarche

より慣れてきたら、ホームページを補助として使う

 最小限のお知らせなどを掲載しているホームページを補助として使い、外部サービスでお客さんや読者への情報発信を考える方法もあります。

 ホームページの補助としてツイッターをやってみるというよりも、写真などをたくさん頻繁に掲載したいので、ホームページのほうを補助の扱いにしてInstagramなど外部サービスで本格的に活動したいという方も、いらっしゃるかと思います。

 Instagramは今年(2018年)になって初めて文字だけの投稿を可能にしましたが、それ以前は何年ものあいだ、投稿には写真か動画を載せる必要がありました。そのため視覚的に美しかったり印象深いものが撮影できた場合は、どんどんシェアされて人の目に触れることも多かったと思います。この数年でもっとも成功したSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)がInstagramです。FacebookやTwitterなどのSNSサービスへ投稿を自動で流す仕組みを利用すれば、読者を増やすこともできます。

 ホームページを補助として、Instagram等のサービスを使ってみて、お客さんや読者も増えたとします。そしてより高度なことをする段階が来たら、別の記事ですでに書きましたように、レンタルサーバと契約して独自ドメインを取得するとよいかもしれません。
 人気のブログソフトWordPressや、こうしてこのサイトに利用しているbaserCMSなどをレンタルサーバにインストールして、ウェブサイトを総合的に管理していくと、より大きなことができるようになります。

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情報発信のノウハウ   2018/07/29   mikimarche

ツイッターなどのサービスを補助として使う

 ホームページは最小限の内容におさえ、お客さんとのやりとりをツイッターなど外部サービスに登録して補助的に使うこともできます。

 最初から高度な内容でウェブサイトやホームページを作るのは、けっこう骨が折れますし、いったん作ってしまったものを実際の顧客ニーズがわかってから作り直すのも、またたいへんです。
 ご自身がウェブサイト運営に慣れるまでの期間は、同時に、ネットに情報を載せてみて初めてわかるお客さんの好みや動向を受けとめて頭を整理する大切な期間でもあります。そのためにも、まずは最小限の内容で案内だけを出して、お客さんとのやりとりを、ツイッターなど外部サービスに頼ってみるというのは、よい案かもしれません。

 ただ、私見ではありますが、ツイッターなど外部サービスのみで情報を流すことは、あまりおすすめできません。存在を軽く見られてしまう可能性がなきにしもあらずです。

 たとえば、表現は悪いかもしれませんが、きちんとご挨拶したい相手にメールアドレスか携帯電話番号だけを書いた名刺を差し上げることは、ほとんどの人がしないと思います。一般的には、住所や職業などを添えて、あればですが固定電話やFAX番号も記載した名刺を、差し上げることでしょう。同じような感覚で、ホームページとツイッター(または何らかのサービス)という組み合わせは、大事だと思います。
 また、ツイートはお店の誰かが個人的に書いているのか、公式見解なのかもわかりにくいですし、あくまでも「補助」の意味合いで外部サービスを利用されたほうが、よいのではと考えます。

 

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情報発信のノウハウ   2018/07/29   mikimarche

ホームページのレンタル

 こまめな投稿や、読者同士とのやりとりを目的としたブログ的なサービスとは異なる、昔ながらの情報提供型サイトも、レンタルできます。

 ブログとはまた違い、日々のこまめな更新や読者同士のやりとりに重点をおいた機能ではなく、いわゆる「ホームページ」的な使い方ができるウェブサービスは、かつてはかなり多く存在しました。古いところではアメリカのジオシティーズ(Geocities)ですが、世界各国のユーザがホームページを作っていたものです(日本ではYahoo! JapanのIDを持つ人なら利用できるようですが(注1)、日本以外では終了)。そのほか、インターネット接続プロバイダが提供する無料ホームページもありました。

 最近では大部分がブログサービスにとってかわられていますが、自由度の高いデザインで自分なりのお知らせを掲載したい個人事業主や小規模のお店などに、こうしたサービスは現在も人気があるように思います。

 有名なところをふたつほど、ご紹介します。使用したことはありませんが、jimdoに関しては、何軒か日本のお菓子屋さん、飲食店で利用されている例を目にしました。

Wix 日本語対応
Jimdo 日本語対応

  検索すれば、ほかにもあります。


2021年4月、追記。

(注1) Yahoo! Geocitiesは、2019年3月にサービスを終了しています。

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情報発信のノウハウ   2018/07/29   mikimarche

標準的なレンタルサーバ利用や、ドメイン取得

 無料または低価格のブログに慣れてきたら、より高機能で容量の大きなレンタルサーバを借りたり、ドメインを取得してみるのもよいかもしれません。

 レンタルサーバは、別ページで紹介した格安プランのように、機能が制限されていて月に100円〜200円くらいのものもありますが、一般的には金額を上げていけばいくほど、高度なことができるようになります。だいたい月に500〜600円くらいのプランですと、容量も増え、好みのソフトをインストールするなど、複雑なことができるようになります。

 最近では「さくら」と「ロリポップ」の例しかわかりませんが、こうした中くらいの料金プランに、独自ドメイン(当サイト mikimarche.com や、関連サイト mikimari.net など)の年間使用料が1000円〜2000円です。ドメインは登録時、移転時などの手数料がかかりますが、年間のコストとしては、.comや.netなど古くからあるドメインであれば、それくらいになります。
  この数年でとくに利用が増えてきた汎用 .jp ドメインや、企業が使える co.jp ドメインなどは、料金がそれより高めです。

 レンタルのブログやホームページサービスで操作に慣れてきたら、レンタルサーバのプランを上げたり、ドメインを申請してみるのもよいかもしれません。それでもサイト運営管理やパソコン操作に不安がある場合は、ソフトのインストールや管理をしてくれる人(または企業)に、有料でコンサルティングを頼んでしまうのも、よいかと思います。
 すべてをご自分でおこなう場合は、ソフトをインストールする手順の理解、MySQLなどデータベースの基本操作と管理、そしてphpの基礎知識があったほうがよいですが、学ぶのには少し時間がかかります。

 ひとまず、これはほとんどのお菓子屋さんにとって急ぐ話ではなく、優先順位は低めといえるでしょう。

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参考リンク: ロリポップ! 運営会社のドメイン登録サービス「ムームードメイン」

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情報発信のノウハウ   2018/07/29   mikimarche

低価格のブログサービス

 無料ブログを有料プランに変更するより、レンタルサーバの格安プランを借りたほうが、金銭的にはお得な場合があります。

低料金のブログサービスを利用

 無料ブログページでも紹介しました人気ソフトウェアWordPress(ワードプレス)にも有料と無料のレンタルがありますが、実はレンタルサーバの格安プランを探すと、世の中のブログサービス有料プランより金銭的にお得なものが、けっこうあります。

 たとえばわたしは「さくらインターネット」(注1)と「ロリポップ」(注2)の会員です。そのどちらも、仮に最安プラン(年間2000円以内)であっても追加料金なしでブログが設置できます。とくに「さくら」の場合は最安プランでも複数ブログ設置可能。どちらも、広告はありません。ウェブデザインの知識も不要で、柄を選ぶだけでブログが作成できます。

 


注1  - 2021.4月現在、さくらインターネットのブログは、それまでに利用を開始していた人のみが使えるように設定変更され、新規は終了しています。

注2 - 2021.4月現在、ロリポップが運営していた「ロリポブログ」(実際の中味は jugem.jp で、ロリポップ会員向けの名称がロリポブログ)は、jugem.jp の運営会社変更にともない、すでに利用をしている会員のロリポブログ以外は、jugem.jpでの参加手続きが必要のようです。


 

ロリポップ

さくらインターネット

 

 

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情報発信のノウハウ   2018/07/29   mikimarche

無料サービスの特徴

 お金をかけないことがまずは大事という場合の、選択肢です。

無料ブログサービスや、Facebookなどの利用

 まずは、無料で利用できることが何よりという場合は、こちら。

  • 特徴: 広告がはいります

 何週間か何も書かないと、とても目立つように広告を表示してしまうサービスも多く、頻繁に更新できないならば、強くはおすすめできません。見た目がよくありませんし、安価な有料サービスのほうが、お客さんには印象がよいと思われます。

 ただ、インターネットになれるまでのとっかかりとしては、やはり無料というのは魅力的かもしれません。

 無料ブログの例としては、Ameba(あめぶろ)/  Goo / はてなダイアリー ほかがあります。検索サイトで「無料ブログレンタル」と入力してみてください。

 そのほか、多くの人が利用する有名ソフトウェアWordPress(ワードプレス)を無料や有料でレンタルできる公式サイトもあります。まずは広告付きで無料利用して、慣れたら有料オプションにするのも、よいかもしれません。

 またFacebookでも、お店の案内のページを簡単に作成できます。画像を載せやすく、お客さんへの視覚的な訴えとしては効果あり。ただ、しばらく更新しないと「最近更新されていません」と個人的にメッセージが表示されたり、お客さんから問い合わせがあったときに返事をこまめに書いているかどうかの情報が一般の人から見てわかるようになっているなど、心理的なプレッシャーがあります。

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情報発信のノウハウ   2018/07/29   mikimarche