blog - みきまるしぇ

2020年04月

iPhoneで画像が本体に増えすぎたら(後編)

 前記事からのつづきです。

 iPhoneにすごい数の写真がはいってしまっていて、どれをどう整理していいかわからない。とりあえず、バックアップの手段を用意するのはいいけれど、何から手をつけていいのか〜、というところからです。

1) のiCloudについては、すでに前ページに書きましたように、とても古い写真であるとか、とくに好きで保存しておきたいものを選んで、iCloudの別の場所に保存してください。

2) Googleフォトを使う方法
 アプリを落としてきて、「高画質」の欄にチェックを入れて、バックアップをとりましょう。
 Googleの場合は、自力で整理してから残りを載せるほうが面倒なので、そのままにしましょう。あとはGoogleが勝手に整理してくれます。
 量があっても、Wi-Fiのあるところで1時間も放置していれば、ぜんぶ載せてくれることでしょう。くれぐれもWi-Fiが使える場所でどうぞ。


3) Dropbox(無料版)を使う方法

 無料版は2GBまでですので、前記事のiCloudの欄で書きましたように、これだけは残しておきたいとか、これだけはほんとうに大事だから残しておきたいというものを選んで、それを載せましょう。

 アプリをダウンロードしてきて、登録し、画面が出たら+マークを押しますと、フォルダが作成できます。そこに大事な写真などを載せましょう。

 もし有料版にする場合や、全体の画像が2GBよりかなり少ない場合は、自動のバックアップを設定すれば、次回からDropboxを立ち上げるだけで「カメラアップロード」というフォルダに、勝手に写真を保存してくれます。2GBを超えるころに、請求されます。お金を払わない場合は、そこから先はアップロードできません。

4) SDカードなど、外部メディアに移す方法

 カードとリーダーを買ってきて、写真用のフォルダを作り、そこに写真を載せていきます。

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 わたしのおすすめの組み合わせ(お金を節約したい方向け)としては、Googleフォトを予備として使う(無料分)、そしてiCloudを月額130円プラスして、画像バックアップに使う、といったところでしょうか。

 わたしはiCloudは通常の使い方(本体から消えればiCloudからも消える)で、Googleフォトは予備、あとはDropbox(有料版)に、片っ端から載せています。

 Googleフォトがよいのは、言葉で検索ができる場合があることです。たとえば「ケーキ」と入力しますと、いままで載せた中でケーキに見えるものを一生懸命に探してきてくれます。外れる場合もありますが、とにかく探してくれます。そこで目的の画像の日付がわかったら、Dropboxでその日付のファイルを探してきて、オリジナル画像から編集します。

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 以上、iPhoneユーザのお役に立てることを祈って。

 

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雑記   2020/04/20   mikimarche

iPhoneで画像が本体に増えすぎたら(前編)

 iPhoneの本体に写真をたくさん入れすぎて、容量がなくなってしまったけれど、どうしたらいいのかわからないという人向けの記事です。

 たまたま知人が困っているようでしたので、他の人にも役に立つかと思い、書いてみます。

 まず最初に、基本はこれです。

○ 本体は、数百枚程度にして、残りはほかに置く。
○ 次に挙げるようなサービスのうち「ふたつ以上」を、使う。ひとつだけだと、保存先に不具合があったときに写真がなくなる可能性もあるので、ふたつくらい使いましょう。

 何百枚、何千枚も整理したい人は、最初はちょっと手間がかかりますが、1回整理してしまえば、その後は自動で画像が保存されます。


iPhone本体のほかに、画像を保存できるサービスまたは手段
★5個を満点として、個人的なおすすめ度を書いておきます。

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1) iCloudの追加容量を買う おすすめ度 ★★★★
 月額 130円からのサービスです。よほどの枚数の画像でなければ、月額130円でも、ここにバックアップできます。

 また、本体の容量が少なくなったとき、画質の低いものを本体に、オリジナルのものをiCloudに入れておくという使い方もできるようです。わたしは本体に余裕があるのでそれは使っていませんが、設定メニューにそう書かれています。

 ただ、本体の画像を消してiCloudを保存版として使う場合は、ひと手間かける必要があります。

 iCloudのバックアップは、本体から消したらこちらも消えるのが普通の使い方です。ですので、本体に残っている直近の画像を保護したい場合には簡単便利ですが、古いものや大事なものを、本体から消してiCloudにだけ残したい場合は——

 本体から消す前に、選択した画像をまとめてiCloudの別の場所に保存する、それから消す、という作業が必要になります。

  • ためしに、iPhoneの写真アプリで画像を何枚か選択してみてください。
  • そのとき左下に書き出しマークが出ますので、そこをクリック。
  • すると「ファイルに保存」というものが下のほうに出ますのでそれを押すと、
  • iCloud内のどこに入れますかと聞いてきますから、
  • 画面右上のフォルダに+がついた画像を押しますと、それで新しいフォルダが作れるようになります。
  • そこに適当なアルバム名を付けて保存します。

2) Googleフォトの「高画質」を使う おすすめ度 ★★★
 専用アプリがあります。
 無料の範囲内で使う「高画質」を利用すると、値段は無料ですが、画質はオリジナルよりやや落ちるものが保存できます。

 思い出として雰囲気だけ再現できればよい場合はこちらでじゅうぶんですが、やはりオリジナルの画質がよかったなぁと思う場合は、元のサイズのまま保存して、容量が超過したら月額有料プランにするのも、選択肢のひとつです。Googleの制限容量は、フォト以外のサービスもすべて合わせて、15GBまでです。メールやそれ以外のサービスもすべて含んで、ということですのでご注意ください。

 有料版を使う場合は、下に書きますDropboxの有料版のほうが、割安感はあると思います。ぱっと見は高いですが。

3) Dropboxの、無料会員 ★★★
 操作は簡単で、専用アプリもあります。ただし無料会員は2GBまでですので、オリジナルの写真(サイズが仮に2MB)でしたら、1024枚の写真が保存できます。もっと小さな画像でしたら、もっと入れられます。

 わたしは有料会員ですが、年間12000円で2TB(2048GB)使えますので、写真が何万枚でも入れられます。滅多に落ちない優秀なサービスですので、有料なら、これがイチオシの★4です。

4) SDカードと、SDカードリーダーを買う ★★★
 それほど高価な商品でなければ、両方を買っても5千円くらいでおつりがくるのではないかと思います。
 画像がよほど古いもので数年に1回くらい見ればいいなどという場合は、こういうものを利用していつでも移動し、本体からは消してしまうのがよいでしょう。

 ただ、わたしの経験ですが、カードに入れるとほんとに見なくなります。忘れてしまいやすいんですね。

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 わたしは、上に書いた4つのうち、iPhoneでは1〜3を使っています。4の外部メディア(SDカード、USBなど)は、パソコンのほうで使っています。

 さて、では「すごい枚数の写真を、とりあえずはどこかに移動して、本体を軽くしたい」という件ですが、それは次のページで。

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雑記   2020/04/20   mikimarche

ビデオチャット、オンライン会議のサービス

(2020/05/11に、文章を改訂しました)

 新型コロナウィルスの影響が色濃くなっておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。周囲を見ておりますと、在宅業務に変更になった方々の打ち合わせ、あるいは講習会を開けなくなった方がオンライン教室として利用するなど、この数週間はとくに、ビデオチャットのサービスが脚光を浴びています。

 もっとも人気のあるサービスは、zoomというものなのですが、これは現在のところ呼ばれていないはずの人が参加して場を荒らしてしまうことがあるなど、セキュリティ的に問題が指摘されております。ですので、のちにそれらが改善されたころ、またあらためてご紹介したいと思います。
 かなり多機能で、有料会員にならなくとも便利な面があるようです。無料会員は40分で終了しなければならないなどの制限はあるものの、背景画像を本人の部屋以外のものに変えてくれるなどのサービスもあるのだとか。

 今回は、わたし自身が使ったことがあり、事前に参加者を決めておいてビデオ通話に招待できるシステムを持つものを、三つご紹介します。

Skype(スカイプ)

 マイクロソフトのIDが必要です。ただ、用途に合わせていくつでもスカイプ用IDをとれるようですので、ビジネス用、趣味の集まり用、家族用などで、使い分けるのもいいかもしれません。https://www.skype.com/

 無料会員であっても、50人までビデオチャットが可能。利用できる時間制限は、月に100時間、かつ1回4時間以内とのことです。

 参加者は、スカイプ用のアプリ(パソコン、iOS、Androidなど)をダウンロードする必要があります。パソコンのブラウザからでは、参加できないようになりましたので(訂正: Chromeなど、ブラウザによっては参加できます)、専用アプリに慣れておきましょう。

 本人の周囲をぼやかして表示させる機能がありますので、自分のうしろに個人的なものが写ってしまいそうなときでも、そこそこ安心です。(2020年4月後半から、パソコンで参加の場合には、好きな背景画像を入れることができるようになりました)

Facebook Messenger(フェイスブックメッセンジャー)

 Facebookのアカウントが必要です。招待する人とのあいだに友達設定、もしくはメッセージを交換した実績があれば、チャットグループに参加できます。
 名前が表示されてしまいますので、ネット上のハンドル名だけでお付き合いしている人が多い集まりでしたら、ちょっと向かないかもしれませんが、時間制限などはなさそうです。人数は50人まで。パソコン、iOS、Androidなどに対応。https://messenger.com

 (追加情報: 日本ではまだ開始されていませんが、2020年4月下旬以降に、少しずつ、Facebookにアカウントを持っていない人もリンクを通じて誘えるように、切り替わっていくようです)

Facetime(フェイスタイム)

 Mac OS、または iOS / iPadOS利用者専用ですが、時間制限はありません。最大人数は32人。https://support.apple.com/ja-jp/HT204380
 これも事前に連絡先として登録しておかないと、チャットを申し込んでも拒否または無視されてしまう確率が高いですので、セキュリティとしては安心な部類かなと、思います。

 背景ぼかしなどはなさそうですが、顔をアイコン表示に変えることができるらしいです(顔認証に対応機種の場合)。ただ、知り合いだからこそオンラインで通話するのでしょうし、顔をかわいいアイコンにすることへの需要は、さほど高くなさそうな気もします…。

その他

 LINEやInstagramにも、こういったサービスはあります。検索したところ、Instagramは6人までだそうです。
 また、この数週間でほんとうにたくさんのサービスやアプリが登場しているようですが(中には登録不要で1000人参加というサービスもありました)、上にも書きましたように、最近とても話題になって、その直後にセキュリティの面で心配されているzoomの例もありますし、評価が安定してきてから使ってみるのが、より安心かもしれません。

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雑記   2020/04/10   mikimarche