ビデオチャット、オンライン会議のサービス
(2020/05/11に、文章を改訂しました)
新型コロナウィルスの影響が色濃くなっておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。周囲を見ておりますと、在宅業務に変更になった方々の打ち合わせ、あるいは講習会を開けなくなった方がオンライン教室として利用するなど、この数週間はとくに、ビデオチャットのサービスが脚光を浴びています。
もっとも人気のあるサービスは、zoomというものなのですが、これは現在のところ呼ばれていないはずの人が参加して場を荒らしてしまうことがあるなど、セキュリティ的に問題が指摘されております。ですので、のちにそれらが改善されたころ、またあらためてご紹介したいと思います。
かなり多機能で、有料会員にならなくとも便利な面があるようです。無料会員は40分で終了しなければならないなどの制限はあるものの、背景画像を本人の部屋以外のものに変えてくれるなどのサービスもあるのだとか。
今回は、わたし自身が使ったことがあり、事前に参加者を決めておいてビデオ通話に招待できるシステムを持つものを、三つご紹介します。
Skype(スカイプ)
マイクロソフトのIDが必要です。ただ、用途に合わせていくつでもスカイプ用IDをとれるようですので、ビジネス用、趣味の集まり用、家族用などで、使い分けるのもいいかもしれません。https://www.skype.com/
無料会員であっても、50人までビデオチャットが可能。利用できる時間制限は、月に100時間、かつ1回4時間以内とのことです。
参加者は、スカイプ用のアプリ(パソコン、iOS、Androidなど)をダウンロードする必要があります。パソコンのブラウザからでは、参加できないようになりましたので(訂正: Chromeなど、ブラウザによっては参加できます)、専用アプリに慣れておきましょう。
本人の周囲をぼやかして表示させる機能がありますので、自分のうしろに個人的なものが写ってしまいそうなときでも、そこそこ安心です。(2020年4月後半から、パソコンで参加の場合には、好きな背景画像を入れることができるようになりました)
Facebook Messenger(フェイスブックメッセンジャー)
Facebookのアカウントが必要です。招待する人とのあいだに友達設定、もしくはメッセージを交換した実績があれば、チャットグループに参加できます。
名前が表示されてしまいますので、ネット上のハンドル名だけでお付き合いしている人が多い集まりでしたら、ちょっと向かないかもしれませんが、時間制限などはなさそうです。人数は50人まで。パソコン、iOS、Androidなどに対応。https://messenger.com
(追加情報: 日本ではまだ開始されていませんが、2020年4月下旬以降に、少しずつ、Facebookにアカウントを持っていない人もリンクを通じて誘えるように、切り替わっていくようです)
Facetime(フェイスタイム)
Mac OS、または iOS / iPadOS利用者専用ですが、時間制限はありません。最大人数は32人。https://support.apple.com/ja-jp/HT204380
これも事前に連絡先として登録しておかないと、チャットを申し込んでも拒否または無視されてしまう確率が高いですので、セキュリティとしては安心な部類かなと、思います。
背景ぼかしなどはなさそうですが、顔をアイコン表示に変えることができるらしいです(顔認証に対応機種の場合)。ただ、知り合いだからこそオンラインで通話するのでしょうし、顔をかわいいアイコンにすることへの需要は、さほど高くなさそうな気もします…。
その他
LINEやInstagramにも、こういったサービスはあります。検索したところ、Instagramは6人までだそうです。
また、この数週間でほんとうにたくさんのサービスやアプリが登場しているようですが(中には登録不要で1000人参加というサービスもありました)、上にも書きましたように、最近とても話題になって、その直後にセキュリティの面で心配されているzoomの例もありますし、評価が安定してきてから使ってみるのが、より安心かもしれません。