blog - みきまるしぇ

用語解説 - .htaccess

 気づけばずいぶんと長く書いていませんでしたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。ふたたびブログを書きます。暑い夏も終わりに近づき、曇り空が多くなってきました。

 さて、今日は .htaccess ですが、ファイル名です。頭にドットが付いていますので、読み方は「ドットエイチティーアクセス」です。利用者が閲覧する際に、そのブラウザを適切な場所に案内したり、制限をかけたりすることができるファイルです。

 .htaccessでできることは、制御や、誘導です。

 簡単なところでは、この階層から下はパスワードを知っている関係者しか見られないようにする、といった制御。あるいは自社内のコンピュータからしか接続できないようにするといった、IPやホストでのアクセス制限。

 たとえば、架空ですがミキマル製菓という会社があり、その会社のサイトは mikimaru-seika.com というドメインを持っていたとします。それ以前に関連部署が mikimaru-seika.net で通販をしていたけれど、通販部門は現在お休みしており、そのリニューアルが終わるまでの数か月は、mikimaru-seika.netに来たお客さんをすべてmikimaru-seika.com内の説明ページに自動でジャンプさせてしまおう、といったことが可能になります。

 あるいは、アドレスに統一性を持たせて管理しやすくするといったことにも役立ちます。
 mikimaru-seika.comにアクセスしたお客さんが、たまたまそのとき表示されたmikimaru-seika.com/index.html という場所でブックマークをして、次から index.html をつけたままのURLでアクセスしてくるかもしれません。ですがサイトとしては、将来的にその最後のファイル名が変わってしまう可能性を考えて、念のために index.html でアクセスした人にも、mikimaru-seika.com/ に誘導するように.htaccessに書いておくことができます。

 .htaccessというのは、実は中身は普通のテキストファイルです。パソコンなどに最初からはいっているメモ機能のソフトウェアで書けます。文法を間違わないように気をつけることと、テキストファイルとして作成して、ネットに載せたあとで、ファイル名を.htaccessに変更するだけで使えます。(最初から頭にドットをつけたファイル名ではなく、最後に名称変更をして、ドットをつけます)

 実際に書いてみたい方は、ネットで「.htaccessとは」と検索すれば、例文がたくさん表示されますので、ぜひお試しを。

ウェブサイト用語の基礎知識   2019/09/03   mikimarche
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