よい題材があったので、動画を作ってみました。まずはその前に、少し説明を。
東京は電線が多く、目はそれに慣れすぎていて頭にはいっておらず、よいものを撮影しようとしたつもりが実は電線だらけだった、といったことが、たびたび起こります。たいていの場合は「あとで反対側から撮影しよう」で済むか、「接写にしよう」と考える、あるいは撮影をあきらめればいいのですが、なかなかそうもいかない場合があります。
今回たまたま、電線の除去が楽にできた事例がありましたので、ご紹介します。
使用したソフトは、Photoshop Elements 2019です。最新版ではありませんが、そうそう難しい機能は使っていないので、影響はないことでしょう。
まず、先ほど書きました「こんなに電線があったのか」と、あとから気づいて苦笑した2枚。
しみじみ、電線を撮影しているようなものですね。ですがまあ、これらは日々のスナップですので、こうした事例として紹介する機会がなければ、そのまま笑い話で済むところです。
ただ、次のように、自分からお願いしてお店の写真を撮影しに出かけ(場所は練馬区の菓子店「ノア」さん)、それをネットで使う場合は、雰囲気をそこねない範囲で電線を消す作業が必要になります。
大通りの向かい側からこれを撮影するためには、電柱も電線も、かなりはいってしまいました。こちらのお店の場合は幸いなことに屋根に木々などがかかっておらず、当日の空は複雑な雲もなく、雰囲気をそこねずに電線を削除して、また、お菓子屋さんらしくイラストっぽい加工にすることができました。
その事例紹介動画です。もちろんですが、この方法は、最後にイラストっぽく加工したことで救われるような、乱雑な処理がはいっております。細部まで丁寧に消すような、緻密なチュートリアルではありません。そのあたりをお含みおきいただければと思います。